2019年5月25日
こんにちは。ECOの城者です!
ケービング、ナイトツアー、サバニ体験、
スノーケリング、野生生物調査、カヤック、
トレッキング、追い込み漁、…等々、
西表島で本当に様々な体験をさせてもらいました。
2年生の学生たちは今年で2回目の西表島実習になります。
その西表島に何かしらの恩返しがしたい!
と言うことで、学生たちが海岸清掃を企画しました。
海岸に漂着する大量のプラスチックゴミに心を痛めていたのです。
島の方にお話すると大変喜んでくれました。
浜の清掃は島の子ども達もする機会があるらしいのですが、
マングローブ林の中に入り込んでしまったゴミは、
なかなか清掃する機会がありません。
せっかくならマングローブ林の清掃をやろう!ということになりました。
近くには貴重なニッパヤシの群生地もあります。
漂着プラスチックゴミ、マイクロプラスチックの問題について、
プロガイドの森本氏からレクチャーを受けました。
ゴミの回収だけでなく、
森本氏がマングローブの森をガイドしながら進んで行きます。
ゴミ拾いだけなく、生物観察も楽しみながら…。
なんて贅沢なゴミ拾いなのでしょう!
よく見るとマングローブの根っこが入り組んだところに、
ペットボトル、ビニール袋、ブイ、発泡スチロール等、
様々なゴミが入り込んでしまっています。
拾っても拾ってもキリがありません。
大量のゴミを拾いましたが、まだまだ拾いきれません。
数名の学生が、マングローブ林の中へ
もう一度ゴミを拾いに引き返しました。
しかし、潮が満ち始めたので、そろそろ危険だと判断し、
やむなく活動は終了しました。
ゴミを拾うだけでなく、
チャートに沿ってゴミの分類まで行いました。
国内だけでなく、韓国、中国、台湾から漂着したゴミも混ざっています。
終了後に学生たちと話をしました。
「これは何回清掃してもキリがない」
「もっとやろう!」
「来年もやろう!」
しかし、ゴミ拾いをして満足するのではなく、
根本から解決しなければキリがない。
「ゴミを出さない方法を考えよう!」
なんて生きた学習なのでしょう!
今年も素晴らしい西表島実習を終えることができました。