2014年6月7日
こんにちは。ECOの城者です。
6月2日~3日、野生動物保護専攻1・2・3年生合同で、
野鳥調査実習に行って参りました。
場所は東大阪市にある「自由の森なるかわ」です。
大阪府民の森、なるかわ園地があり、
大阪の都心部からちょっと足を延ばしただけで、
こんなに豊かな森が広がっています。
ここは野外活動センターもあり、
野外活動のプロとして4年目の卒業生も活躍していました。
麓にある最寄り駅から山を登りましたが、これが結構きつい!
学生たちは自然を満喫しながら!?歩いていましたが、
私にはそんな余裕もなく…。
ふう…ふう…、だんだん距離が話されてゆく。
2時間かけて登り切りました。
さて、この野鳥の標識調査ですが、
もちろん事前の許可申請が必要です。
無許可でやると、これは密猟になってしまいますから。
今回は正式に許可された野鳥調査です。
こんな機会はめったにありません。
野鳥標識調査の先生は、野鳥の世界では有名な
「山階鳥類研究所」の協力研究員である山根先生です。
この標識調査によって、渡り鳥をはじめとする野鳥の実態が、
随分明らかになってきました。
捕獲した野鳥には標識を付けて放鳥します。
間近に見る野鳥に、学生たちも真剣で、
先生の説明を覗き込むように聴いていました。
森の中で野鳥観察中、シジュウカラの巣箱で、
親鳥が狂ったような行動をしているのを発見!
何だろう!?と近づいてみると、
な、なんと巣箱の中にヘビが入って行ったのです。
巣箱の中には孵ったばかりのヒナが…!
そこからの行動が早かった!
巣箱からヘビを捕獲し、
シジュウカラのヒナたちを保護することができました。
大きなアオダイショウです。
しかし、野生動物の行動に人間が介入する事は、
いつも非常に考えさせられます。
アオダイショウからすれば、
やっと見つけた貴重な食料を奪われた訳ですから。
あなたならどうしますか!?
さて、夜は先生の案内でナイトハイクをしました。
夜の森を歩きながら、夜の鳥の声を聴くのです。
残念ながらこの夜は発見できませんでした。
お目当てのフクロウやヌエの声を聴きたかったなぁ。
翌朝は5時から再び調査開始!
朝早かったですが、調査後の室内講義も、先生の話がおもしろく、
野鳥にあまり関心の無い人でもぐいぐい惹きこまれていきました。
メジロ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、ソウシチョウ、
キビタキなどに標識を付け観察することができました。
写真を掲載できないのが残念です。
なかなか経験できない標識調査に同行することができ、
とっても貴重な実習になりました。
2024年8月27日
2024年8月19日
2024年6月8日
2024年6月26日
2024年10月25日
2024年10月20日