2022年10月28日
みなさんこんにちは!野生動物&環境保護専攻アシスタントの高見です!
先週お伝えしたダイビングゼミの間崎島での実習の2日目の様子です
2日目は豊かな海を取り戻すための第2作戦、人工海藻の設置を行います!
人工海藻の設置の目的は、イカの産卵場所を作るためです!
本来ならイカは海藻や海藻の付着する岩などに産卵します。
しかし磯焼けが進み、イカの産卵場所が減ってしまっています。
人工海藻の設置はその場凌ぎの短期的な解決にしかならないかもしれませんが、
何にもしないよりは何かした方がいい!と考え、今回この方法を試みてみました。
これが人工海藻です。商品名は、、、「イカニモ」です!!!
「イカに藻」と「如何にも(海藻)」にもかかっていて
なんて素敵なネーミングなんだろうと心を打たれました笑
このイカニモを海中に設置します!
まずはイカダから垂れ下げます。長さも色々変えてみました。
水面近くだとあまり産卵しないかもしれませんが、
水上から引き上げて観察しやすいかな?
他の小さな生き物の隠れ家にもなるかも?と思い試してみました!
続いて海底に沈めた重りにイカニモを通し、
先端に浮きを着けて立ち上げる方法を試してみました。
こちらの方が海藻みたいですよね。
イカの産卵は春〜夏に行われます。
今年の産卵時期は過ぎてしまいましたが、
うまくいけば1年後の秋頃には卵から可愛い赤ちゃんイカが誕生するかもしれません!
そうなるように継続的に観察していきたいと思います。
海から上がっても、ボートを漕いだり釣りをしたり元気いっぱい!
たくさん遊んで、存分に海を楽しみました!!本当にみんな海が大好きなんですね
そんな海が大好きな気持ちを大切に、海のためになることを続けていきたいですね
では、また次回のレポートをお楽しみに!