2022年8月27日
みなさんこんにちは!野生動物&環境保護専攻アシスタントの高見です。
夏休み期間に実習で三重県に言った際にとても興味深いお話を聞いてきました!
まず、今回の主役のケアシェルについて!
ケアシェルとは、牡蠣殻を粉末にして、海洋性水酸化マグネシウムと水と混ぜ、粒状にして固めたものです。こんな感じでコロコロとしています
三重県志摩市や鳥羽市などは牡蠣養殖がとても盛んな地域ですが、牡蠣を加工する際に大量の牡蠣殻が出ます。牡蠣殻の山 ↓
この牡蠣殻を廃棄するのではなく有効活用できないかということで、試行錯誤の末ケアシェルが開発されました。
このケアシェル、海を綺麗にする効果があるみたいなんです
海を綺麗にすると言っても、透き通る様な真っ青な海にしてくれるという訳ではなく、水中の二酸化炭素を吸収したり、砂や泥の酸性化を中和してくれます。しかもこのケアシェルをネットに入れ干潟などに置いておくと、アサリの稚貝が入り込み大きく成長することが分かりました。
海も綺麗になって、美味しいアサリが育つ、しかも原材料も海由来のものしか使っていませんので、環境への負担もありません
良いこと尽くめのこのケアシェルを使って、どんなことが出来るかを考え中です
ケアシェルについての続報を楽しみにしていて下さいね