2017年10月19日
近藤です。
海洋生物保護専攻の鯨類観察演習(10月19日)の報告です。
今朝は8時ごろに出港し14時30分ごろ帰港しました。
学生は、下の写真のように船の舳先などから動物の写真を撮影します。
遠くに背びれが写っています。確認できますか?
その正体は成熟したオスのシャチです。
背びれが高いのですぐに判別可能です。
一方、下の写真のように背びれが比較的低いのは、成熟メスもしくはコドモです。
並んで泳いでいたこの2頭はおそらく親仔(母と仔)でしょう。
でも、この写真をよくご覧ください。2頭のシャチの間になにか別の物体が写っています。
その部分を拡大したのがこれです。
そうです。キタオットセイです。
シャチに食われそうになっていたわけではなく、
むしろシャチの真似をして遊んでいるように見えました。
キタオットセイのこうした行動は時折観察されています。
以上、今日はシャチを10頭以上観察することができました。
他の鯨類は見ていません。シャチから離れたところにいたのでしょう。
明日以降も鯨類観察演習は続きます。