2011年7月19日
石田です。
7月15日に、水族館・アクアリスト専攻1年の授業にて、六甲山から流れる住吉川の河川調査に行ってきました。
4月から今までの授業では、大阪の環境の現状を知ってもらうため、淀川や道頓堀川などの、それはそれは臭い川の調査を行ってきましたが、今回は、初めてきれいな清流での調査でしたので、学生達は喜んでいました。
多少喜び過ぎで、遊んでいるように見えますが、これでも、しかっりと水質調査・流水量調査・水生生物調査を行ってきました。
証拠はこれです。
どうですか? 水生生物を採集しました。この写真のカニは、サワガニという種類で、きれいな所にしか生活できないカニです。
環境評価の際の指標生物となっております。川の環境がきれいかどうか評価する方法には、水質分析による方法と、この指標生物による方法があります。
指標生物による方法は、過去から調査した日までの河川の状態を知ることができます。今日調査して、サワガニが生きていたということは、昨日、1週間前、すくなくてもこのカニが生まれてから今日まで、ずっと住吉川がきれいだったということです。
もし、その間に、汚染された日が1日でもあったらカニは死んでしまい、いなくなります。過去の状況が分かり便利な方法です。
ただし、欠点もあり、水質以外の他の要因でいなくなってしまうことがあります。たとえば、もし、学生達が住吉川のサワガニを全部捕まえて食べてしまったりしたら、判定できなくなりますね!?
ところで、道頓堀川も、将来、写真(もちろん合成しました)のように皆で水遊びできるようなきれいな川になると良いのですが!
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