2023年9月21日
こんにちは!ドルフィントレーナ専攻担当の加賀です
先日大阪ECOで、海獣診療マニュアル下巻発売に伴う「海獣診療マニュアルシンポジウム」が開催され、
著者である3名の先生方がご来校されました
植草先生
植田先生
白形先生
海獣診療マニュアルとは、文字通り海洋生物を診療するための方針となるマニュアルで、
犬や猫に比べて圧倒的にデータが少ない海洋動物の症例に対する診療を円滑に行うために、制作されました。
データが少ないという事はつまり、見たことがない症例に対して過去に同じような症例がなかったかを、
探すところから始めなければなりません。
そのたびに別の施設へ問い合わせたり出向いたりといった作業が必要となります。
ただでさえデータが少ない上に、口頭だけでは伝わり辛く、診療が難航することは想像に容易いと思います。
そのような現状において、3名の先生方はわかりやすい診療マニュアルの必要性を感じ、制作を始められたとのことでした。
この診療マニュアルには、全国各地の水族館から様々な例が集められその手順が写真や動画などを用いて、
分かりやすく記載されています。
つまりこの本には、より多くの動物たちの命を救いたい、元気に過ごしてほしいという獣医さんや飼育員、
その他沢山の人の思いが込められているのです。
そのような素晴らしいマニュアルの発売に伴うシンポジウム会場として、ここ大阪ECOが選ばれたことを誇りに思っています。
シンポジウムの後には、学生達へ特別講義をしていただきました
診療マニュアルは獣医さんのためだけではなく、トレーナーにも必要な知識が山ほど詰め込まれています
そういったマニュアルの使い方に加えて、獣医とトレーナーとの連携、
トレーナーに求めることや単純にイルカの身体のことなど、幅広い範囲の講義を行っていただきました。
学生達にとっても大変ためになる時間だったと思います
今回の講義を将来の糧にしてくれたら嬉しいです
それではまた次回の投稿でお会いしましょう、さようなら