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2017年9月12日

村瀬初心に帰る 〜Dolphin Research Center Report〜 第9弾

〜Dolphin Research Center Report〜 第9弾

Hello〜! 急に秋が来ましたね

海洋系スタッフ、一時帰国中の村瀬です。


今回は、私がDRCで実際に体験したことを少しお届けします

私は基本DRCでは「Shadowing(黙って見ておく)」の立場です。

が・・・「人とイルカのrelationship」を本当の意味で理解するために、

トップのLindaとLorielのアイデアで、

なんと村瀬もsession(イルカを担当する時間)を時々持つことになりました

ブログ第2弾(6月5日)「新人トレーナーがホイッスルなしでイルカと遊ぶ」みたいなやつです。

サインなし・ホイッスルなしの30分。

楽しくなければすぐどこかに旅立つイルカたち(特にオトナ女子)…。


プールと違いDRCのようなnatural habitat(自然の施設)には、魚や海藻など魅力的な刺激がうじゃうじゃ。

自分の力で楽しませるのは難しい。

だからこそ以下のようなイルカのパーソナリティを事前に知ることから関係作りは始まります。


① 何が好きか?(時々変わります)
② 何が嫌いか?(時々変わります)
③ 親の性格(27頭中23頭はDRC生まれ)


ただし、これらを知っているからといってうまくいくとは限りません!
イルカに存在を認めてもらえてないうちは、なんとも冷たいもんです(T_T)
Session中、イルカが自分から離れていることを周りのトレーナーに知らせる

「◯◯ is away!(私のイルカ、どっか行ってまーす)」を何十回叫んだことか…^^;
特に、Lunaというイルカはsession中ほぼいない…。


イルカとの関係作りは、毎日のコツコツ努力が実を結ぶことを実感しました。
私は他のトレーナーよりも少し早く出勤してイルカと遊び、session終了後すぐには立ち去らずバケツに

残った氷をせっせと配ったり体をなでたり、ラグーンを通る度に声をかけたり。
そうしているうちに、イルカにとって村瀬は「遊んでくれるヒト」「氷をくれるヒト」となり、

「知り合い」程度にはなれたと思いますヨ


これは、Cacica(2歳)が「葉っぱの投げっこしようよ〜」と誘っているところです


https://www.youtube.com/watch?v=-kngOIDdazs

帰国間際、ついにフリータイムにはめったに絡んでくれないMerina(女子のボス)が
海藻のキャッチボールを私に求めてきたり、これまた絡みの少ないSantiniが突然海藻を
プレゼントしてくれたりしました
関係作りには時間も手間も心も費やさないといけないんだなぁ〜。
そして、最後の3週間を迎えた時、なんとホイッスルをもらいました!!
正直…トレーナー時代に初めてホイッスルをもらった時より感動。

↑Christina(大) & Kasey(小) 村瀬担当の若手トレーナーたちです。
私が肝に銘じたのは、ホイッスルを「イルカに指示するもの」としてではなく、
より良い関係作りを助けてくれる一つのツールとして使うこと

イルカにとって私のsessionがいかに刺激になるかを考えながら毎回dockに立ち、ホイッスルを使いました。
新人トレーナー時代を思い出しながら行うsessionは、「初心」よりも初心に帰れた気がします。
卒業生の皆さん、長年同じ世界にいると頭の回路や血流が気づかないうちに淀んでくるものです。
たまには、からだの中に新しい刺激を取り込んであげましょう!
(次のレポートは現地よりお届けしまーす!
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