2016年2月26日
ECOの城者です。
野生動物保護専攻の学生たちと
2泊3日で鳥羽の答志島へ実習に行って来ました。
「海の再生と地域活性化」をテーマに5年前から取り組んでいます。
里山の保全、里海の保全を実行していく上で、
大切にしなければならないのは、野生動物や生態系のことだけでなく、
そこに住んでいる「人」もです。
どうやってそこに地域に入り込んでいくか。
どうやってそこの人々と関わっていくか。
体験を通して、そんなことを学んで欲しいと思いました。
豊かな海づくりのためには、生態系や環境のことだけを考えるのではなく、
漁村に暮らす人々の生活ことも、両方から考えなければならないと思います。
自然との共存共栄、生き物との共存共栄、
これこそ日本が世界に誇る
「SATOYAMA・SATOUMI(里山・里海)」の考え方ではないでしょうか。
「学生を船に乗せるのは危ない」
「仕事にならん」
初年度はそう言っていた漁師さんたちも、
学生たちの働きっぷりを見て、
「朝早いけど船に乗って行くか?」と
声をかけてくれるようになりました。
…と、言うことで、夜が明けない暗いうちから起き出して、
朝日と共に出港します。
船の上では、手が切れるように冷たく、足先も凍るようでした。
牡蠣剥き作業もさせてもらいました。
学生たちは熱心に島の爺ちゃん婆ちゃんから教えを請います。
食事も全て自炊です。
島の食材をいただき、漁師の方から魚の捌き方を教えてもらい、
自分たちで料理をしました。
「メカブとワカメは別の物だと思っていた」
「一枚の海苔を作るのがこんなに大変な事やと思わなかった」
身近な食材が、どういう環境で育ち、どういう人の手を経て、どういう工程を経て、
自分たちの口に入るのかと言うことを、体験を通して実感できたようです。
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