2014年8月3日
石田です。
前回のブログで少し紹介しましたのですが、「サボテン水槽」計画が、その後、順調に行っておりますので、今日はその経過報告です。
まずは、次の写真を見てください。
おわかりでしょうか? サボテンと熱帯魚のコラボレーションなのです。
「それがどうしたの?」と言われそうですね。自分で言うのも何ですが、これは大変なことなんですよ。
サボテンは乾燥地域に生育していますので、水が苦手なのです。
土がいつも濡れていると根が腐って」枯れてしまいます。
サボテンも植物ですので、水は必要ですが、たまに雨が降った時に根から水を吸い込み、体の中に水を貯蔵して、その後、数週間や数ケ月雨が降らなくても、貯蔵した水を使って生活してますので、雨が長期間降らなくても大丈夫なのです。
むしろ雨が降らずに、土が乾燥した状態が続くのが好きなのです。
もし、日本の梅雨時期のように毎日雨が降り土がいつも濡れていると根腐れを起こして枯れてしまいます。
サボテンの栽培には水のやりすぎは禁物なのです。
これで、サボテン水槽が大変と言っていました理由がわかってもらえたでしょうか?
水槽のサボテンの根は、水槽の水の中に浸かっています。
でも、不思議なことですよね、このサボテンは枯れないのです。
根も腐っていないですよね。
上の写真のサボテンに白色の根が生えているのが見えますでしょうか?
これは、普通の根でなくて、水の中でも腐らない根なのですよ。
とある処理をして、この水中用の根を生えるようにしたのです。
現在、この方法を使って、サボテンだけでなく多肉植物も同様にチャレンジしているところです。
水槽の中の水は、魚が排泄したアンモニアや尿などが含まれています。これが植物にとっては肥料になって良いのです。
つまり、化学肥料などをやらなくても植物が生長できるのです。また、魚の排泄物を吸収してくれるので、水質がきれいになり、魚にとっても良いことなんですね。
ところで、他にも、もうひとつ計画がありまして、それは「手乗りアワビ」プロジェクトです。
現在水槽の中で飼育しているアワビは、昨年9月から飼育し出して、もうすぐ1年を迎えようとしています。
アワビは、普段、水槽のガラス面に密着していて、あまり動かないのものなんですが、私たちのアワビは、餌の海藻をやると、ガラス面から体を離して、体の前方(クチのあるほう)を持ち上げた状態で餌をもらえるのを待っています。
なんと写真の赤色矢印で示したように貝殻を持ち上げて、アワビが立ち上がるのです。
それで、本校にはドルフィン・トレーナー専攻のクラスがありますので、このクラスで勉強していますイルカのトレーニング方法を応用して、アワビにトレーニングをして、餌を手渡しでやり、アワビが手の平に乗ってくるようにできたら良いなぁ~と思います。
まだ、この計画は全然実現していませんが、下の写真のようにできればと考えています。ちなみに、これは合成写真でしてイメージ写真です。
夢は、水族館のイルカ・ショーのように、アワビ・ショーです。
もし、アワビにイルカのような尾びれが付いていて、ジャンプしてくれたら嬉しいのですけれどもね。