2014年2月28日
ECOの城者です。
OCAでは3年前から「海の再生と地域活性化プロジェクト」に取り組んでいます。
三重県の鳥羽にある答志島で、
海藻の森を再生したり、漁村活性化のための
エコツアープログラムをプランニングしたりしています。
その一環として、学生たちと漁村活性化プログラムに取り組んで来ました。
地域の方との信頼関係もでき、年々ネットワークも広がりつつあります。
今年はこのプログラムに野生動物保護専攻の学生が参加しました。
学生たちの評判を聞きつけ、
年々受け入れてくださる漁師さんが増えていきます。
メカブを切り取る仕事…
牡蠣むきの仕事…
おいしそう~♪
乾燥ワカメを加工する仕事…
みなさんがよく使う
カットワカメと茎ワカメの部分に分けていく作業です。
ついつい夢中になってしまい、
あっという間に時間が過ぎていきました。
「ワカメなんて味噌汁に入れるか海藻サラダかなぁ」
学生たちは日常生活でワカメを気にしたこともなかったようです。
そんな何気ない身近な食品が、どんな環境で育てられ、
どれだけの手間暇と労力がかかっているか!?
身を持って体験することができました。食事は全て自炊です。
毎食毎食「海藻スペシャルご飯!」
ワカメ、メカブ、黒海苔を材料に、島の漁師さんから料理方法を教わります。
メカブの丸焼きをワサビ醤油で食べたのが絶品でした。
学生は一生分のワカメと海苔を食べた!と言っていました。
一生分は大ゲサかもしれませんが、一年分の海藻は食べたでしょうね。
仕事だけでなく、料理の手ほどきや食事を通じて、
地元の方々とも心の通う交流ができました。
日本には人と自然が関わりながら
「里山」「里海」を保全していく素晴らしい文化があります。
これまで里海里山保全は、
生態学的な視点から捉えられることがほとんどでした。
これからは「地域の方と関わりながら」
というのがキーワードになってくるでしょう。
これができれば、
どんなところでも活躍できる人材に成れると思います。
そんな思いを込めて、
私たちは今年もプロジェクトに取り組んでいきます。