2011年5月20日
エコの城者(じょうしゃ)です。
本日は海跡湖へ調査に来ております!
海跡湖(かいせきこ)ってご存知ですか?
元々は海だったところに、砂などが堆積して入り口が塞がれ、
池のようになってしまった場所のことです。
陸路は峠を越えて私有地を通って徒歩2時間半。
とても大きな機材を担 いでは行けません。
そこで、船で上陸する作戦をとりました。
調査を行ったのは三重県にある海跡湖…。
ここはかつて原子力発電所の建設予定地で、
賛成派反対派に分かれて、長年泥 沼の抗争が続いた場所です。
自分の住む町に原発ができたら…この実習を通し て、
学生たち はそんなことも考えさせられました。
3月11日の東日本大震災以降、原発に対する国民の意識は大きく変わりました。
昨年11月に調査を行った時、原発建設賛成派の方に伺った話が
学生たちにとっては印象的だったようです。
「原発なんか自分の住む地域に受け入れたくはないが、
地元の漁業や農 業が衰退した今、そうでもしないと生活が成り立っていかないし、
地域は廃れてい く 一方だ」というものでした。
現在、原発の計画は白紙撤回されていますが、
今の日本(特に地方)が抱えて いる問題を考えさせられる場所 です。
とはいえ、ここの風景を眺めていると、
そんな人間世界の争い事なんて 忘れて しまいそうです。
だからこそ、この貴重な自然を大切にしていきたいと強く感じました。
今回は卒業生も活躍する水族館
「志摩マリンランド」と共同で調査を行っています。
果たして、この「海跡湖」は海なのか湖なのか!? 生物はいるのか!?
海跡湖の謎は…
…乞うご期待!
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