2011年3月2日
エコの城者(じょうしゃ)です。
皆さんは自分たちの一番身近な海「大阪湾」にどんなイメージを持っていますか?
美しい海?
汚い海?
生物はいるの?
先日、関西国際空港で大阪湾フォーラムが開催されました。
大阪湾を豊かで美しい海にしていこう!というフォーラムで、
200人近くが集まりました。
今日は関西国際空港の海底からレポートです。
冬の海は魚の姿はあまり見られませんが、
夏場よりも水が比較的きれいで、海藻が繁っています。
これは皆さんおなじみのワカメです。
冬の海は一見何もいないような気がしますが、
海藻の森や岩の間を探していくと、色んな生き物たちに出会えます。
写真はカジメという海藻です。
岩と同じような姿をして隠れていたヒラトゲガ二を見つけました。
海藻の森には美しいミノウミウシがいます。
この美しい羽のように見える生き物はケヤリムシといいます。
ケヤリムシは釣り餌によく使うゴカイの仲間です。
泥を分泌物で固めた管の中に住み、
この広げた羽のような鰓冠(さいかん)で呼吸したり餌を捕食したりします。
海底でミッキーマウスの頭を見つけました。不気味でした…。
関西国際空港の「空港島」周辺は、
生き物と共存できるように様々な工夫がされています。
その一つが緩傾斜護岸です。字の通り「緩やかに傾斜した護岸」で、
海藻が育ちやすいようにできています。
海も山も同じで、森があるところには生き物がたくさんいます。
海藻の森が育つと様々な生き物たちが棲むことができるのです。
海や生き物にとっては自然のままが一番ですが、
埋め立てや人工護岸を造る場合は、
生物と共存するための一工夫二工夫が必要ですね。
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