2017年5月30日
みなさんこんにちは
動物飼育系担当の廣谷です
先日の体験入学で学校玄関に登場したホワイトタイガー!
その迫力で街ゆく人たちの注目を一身に集めていました
さてこのホワイトタイガー
耳の後ろの白い模様。気になりませんか?
これは虎の耳にある斑、「虎耳状斑」(こじじょうはん)といいます。
ネコ科の動物に見られる特徴で、森林に住む種類ほど虎耳状斑は大きくて目立つといわれています。
ということで他のネコ科でも見てみましょう
王子動物園のユキヒョウ
黒のバックに白の虎耳状斑が帯状にあります。
同じく王子動物園のアムールヒョウ
ユキヒョウと似ていますが耳の半分ほど白くなっているのがわかります。
そして天王寺動物園のアムールトラ
見づらいですがホワイトタイガーと同じように、丸い虎耳状斑があります
この虎耳状斑、なぜあるのかというと
子どもが親を探すときの目印にしたり、仲間の判別に役立てているんです
「猛獣」と呼ばれ、獰猛な印象が強いですが「子ども迷子にならないように」「仲間とはぐれないように」とかそう思ったらなんだか愛しく思えてきます
と檻の上から虎耳状斑を眺めていたのですが
気付かれました
怖
あ、「イエネコ」には虎耳状斑はありません
ペット化が進み、虎耳状斑ではなくてもほかにコミュニケーションツールを持ったからでしょうかね
そんなものありまんせんが何か?