2020年6月2日
みなさん こんにちは
入学相談室の前川です
気温も暖かくなってきましたが、梅雨が始まりますね~
雨に濡れて冷房にあたって体調を崩さないようにみなさん注意してください
ところで、
今日の企画は、大阪ECOが誇る講師の先生のご紹介です
紹介するのは・・・
動物飼育専攻担当の長瀬先生です
動物飼育学や動物園研究などの授業を担当いただいています
そして、なんと
天王寺動物園の園長をされた経験をお持ちです
たくさんの方に動物のことを理解してもらうために、多くの文書執筆やテレビ番組にもご出演されました
そんな長瀬先生に、インタビュー
まずは、先生ご自身のことをお伺いしました
Q.動物業界で働こうと思ったきっかけは何ですか?
A.物心がついた時から将来は動物園の園長になると決めていて、その夢を持ち続けてきたことです。
Q.これまでの動物業界での仕事の中で、一番力を入れて取り組んだことは何ですか?
A. コアラの展示です。38年間の動物園生活の中で、半分近くコアラに携わり、健康に飼育し繁殖を順調に進めることに力を注いできました。
Q.天王寺動物園におられた際に印象に残っているエピソードを教えてください。
A. ある時、少女が傷ついて飛べなくなった野鳥を動物園に届けてくれました。その時、その野鳥を受け取り、その少女からの様々な質問に答えたところ、私のその時の対応に感銘を受けた少女が大きくなり、私と同じ道に進んでくれました。彼女が天王寺動物園に実習に来てそのことを知り、嬉しかったことを覚えています。
やはり動物業界は、動物たちだけでなく、人に伝え、また聞く機会も多い業界です。出会った人々に良い影響を与える可能性も秘めています。その時々の対応が大切ですね
続いて、飼育員としての経験からお話いただきました
Q.飼育員の仕事をするうえで大切なことは何ですか?
A.動物を観察することです。掃除やエサを準備することも大事ですが、しっかり動物を観察して状態を正しく理解し、些細な変化に気づけるようにすることが最も大事です。
Q.飼育員のお仕事は主にどんなことをしますか?
A.飼育員の1日をご紹介します。朝一番に動物を観察し、そこから一日が始まります。午前中に掃除やエサの準備をこなし、午後は一人ではできないような作業を仲間と協力して行います。空いた時間では、知識を深める勉強や展示の工夫などに時間を使います。夕方には、動物を展示場から寝室に収容します。そして、その日を通してとっておいたメモをもとに観察記録をまとめて終了です。
Q.動物業界で働く人に必要なことは何だとお考えですか?
A.コミュニケーション力です。ペットとして動物を飼うなら愛情だけでいいかもしれませんが、仕事として動物を飼育するなら一人で飼育はできません。業務なので休む日も出てきます。休んでいる間に自分に代わって担当動物を世話してくれる信頼を持てる仲間を得るにはコミュニケーション力が不可欠です。
大阪ECOでは、動物園、水族館、アクアショップ、ペットサロン、動物病院、しつけ教室や警察犬訓練所など、動物に関するあらゆる施設で卒業生が活躍してくれています
これは、在学中に動物に関する知識や技術だけでなく、コミュニケーション力を鍛える機会もあるからです
なので 「動物は好きだけど,人前で話したりするのが苦手だ…」という方も安心してください
入学してから一歩ずつ成長していきましょう
そして、なんと
長瀬先生より、動物業界を目指す皆さんに向けて、メッセージをいただきました
「私がみなさんの年齢の頃には知りたいと思ったことがあっても、調べる手立てがなくいつもモヤモヤしていました。でも今はそんな時代ではありません。興味が湧けば湧くほど深く知識が得られる時代です。どんどんその興味を深く深く掘り下げていってください。それがプロになれる道の一つであると思っています。」
大阪ECOの先生たちは、皆さんそれぞれの専門分野で活躍している方ばかりです
そのため、動物業界の最新の知識・技術を学ぶことができ、先生自身の経験談をふまえた授業はわくわくします
大阪ECOで楽しく学び、「好き」を仕事に しましょう