2018年4月19日
海洋系スタッフの村瀬です
学校に新入生がやってきました~!
新しいスタートの季節ですね
引き続きDRCのレポートをお送りします!
今日はクイズから。
こんな時、もしあなたがトレーナーならどうしますか?
これはプログラムの途中。
「ボールをくわえて持って帰って来ますよ」とアナウンスしてしまった後、
どうやらPax君は今ボールの気分じゃなかったようです。
いつもなら喜んでやるのに今日はボールを見せても顔を上げません。
どうしましょう…。
自分なりのベストな方法をちょっと考えてみてください
トレーナーのジェシカは無理矢理ボールの動作をさせないで、
その時の彼にとって最もモチベーションが上がりそうな方法を選びました
「ボールがダメなら何がいいかなぁ…?」と色んなものを探していましたね。
そんなジェシカの動きをPaxが(多分)ワクワクしながら見てましたね
そう、彼は知っているのです
トレーナーが楽しいことを考えてくれることを。
彼はトレーナーが順番に手に取る道具をじっと観察し、自分の好きな物を手に取った途端
モチベーションがぐぅぅーんと上がりましたね
その証拠にその後のジャンプは最高の一品
トレーナーの元に戻って来る時も、もりもりハイテンション!
これを見て、「これって…トレーナーがイルカにコントロールされてるあかんやつやん!」
と考えるトレーナーもいるかも知れません。
でもいいんです、これはこれで。
だってイルカが自分の行動をコピーさせることだってあるんですから(笑)
ほれ、この通り↓
楽しそうでしょ?
ま、これはちょっと特殊なゲームですけど、
そもそも「動物を支配しよう」という考えがDRCにはないんです。
「寄り添う」のです。
動物を支配下に置こうとすると、どうしても人基準で動物の行動を制限したり、
動物の行動を何かと問題視するようになったりするかもしれません。
それよりも、ネガティブな状況をいかにポジティブに変換できるか?に頭を使う方が
よっぽど効果的な気がしませんか?
「動物の気持ちに寄り添う」
動物だけでなく、人に対してもこういうのが出来る施設が増えればなぁ…と
しみじみ思うムラセでした