2014年12月20日
こんにちは、ECOの城者(じょうしゃ)です。
毎日寒い日が続きますね。
寒い時こそ海へ潜ろう!
実は水温が下がる冬の方が海がきれいなんですよ。
先日、雨が降りしきる極寒の海にもぐってきました。
場所は鳥羽にある答志島です。
これまで学生たちと共に、
海の再生と漁村活性化のプロジェクトに取り組んできましたが、
今年もアマモ種子シートの設置を行ないました。
そう、ジュゴンの餌にもなる海草ですね。
今回は「身近な海辺の環境に関心をもつこと」をテーマに、
地元の小学生たちも参加してくれました。
降りしきる雨に、見学中止も危ぶまれましたが、
元気一杯の子供たちが港にやって来きました。
いや、雨も降っていて、緊張しているせいか、
最初はとてもおとなしい子供たちでした。
作業が始まり、遠巻きに見ていた子供たちも、
緊張がほぐれてくると、次々と作業に参加し始めました。
途端に顔が生き生きと輝いてくる子供たち。
子供たちの本領発揮だ!
嬉しかったのは、子供たち以上に、
先生たちも興味を持って参加してくれたことです。
いや、先生たちの方が生き生きしていたかも知れません。
町の子供たちと比べると、
島の子供たちは当然海に触れる機会が多く、
目の前には海が広がり、毎日海と隣り合わせです。
親も漁師だという子がほとんどです。
でも、アマモの事を知るのは、
今日が初めてだと言っていました。
少子高齢化で全校生徒が二十人程しかいない小学校。
島は島で様々な問題を抱えていますが、
熱心な地域の方と熱心な先生に囲まれた子供たちは
本当に幸せだと思います。
勢いで雨も寒さも吹き飛びました。
みんなで作成したアマモシートを、
今度は我々が海底に設置します。
寒い日でしたが、海底で作業をしていると、
体が熱くなり汗が出はじめます。
そして、船の上に上がって冷たい風雨にさらされ…。
典型的な風邪をひきやすいサイクルですね。
さて、みんなの思いをこめたアマモの種子シート、
うまく芽を出してくれるでしょうか。
たくさんのアマモが育ってくれるといいなぁ。