2014年10月17日
こんにちは。ECOの城者です。
野生動物保護専攻1・2・3年合同で実習を行ないました。
場所は兵庫県豊岡市です。
豊岡と言えば「カバン」って知っていました?
さすがカバンの町、カバンの自動販売機を発見しました!
そして、豊岡と言えばコウノトリ…。
かつての日本には、コウノトリが普通に生息していましたが、
昭和46年に日本の空からコウノトリは姿を消してしまいました。
コウノトリ最後の生息地だった豊岡で、
繁殖~野生復帰を目指して挑戦が続けられています。
コウノトリが野生繁殖するには、
コウノトリだけを保護・繁殖させても意味がありません。
コウノトリがこの地で生息していけるだけの、
多様な生物が生息している環境が必要なのです。
そのため、この地域では、
コウノトリのエサになるドジョウや小魚、昆虫が生息できるよう、
農薬を使わない米作りが行なわれています。
宿泊はそこから更に山奥へ入り、
わずか5軒しか民家のない集落で公民館をお借りしました。
自然も野生動物も大切にしていきたいが、
人の居なくなった村では、耕作放棄地が広がり、
山は荒れ放題です。
鹿、猪、熊など野生動物の脅威にもさらされています。
村の方々の温かい受け入れで、
マキ割りの仕方、草刈り機の使い方、
チェーンソーの使い方を教えていただきました。
簡単そうに見えて、やってみるとこれがなかなか難しい…。
これができるようになったらどんなところでも重宝されそう!
食事は里山の恵みをいただいて自炊です。
カマドで飯を炊き、
差し入れしてくださった鹿肉と猪肉をいただきました。
自然環境と野生動物の視点で考えれば、
無理をして集落を活性化するよりも、
もしかしたら人が居なくなった方が良いのかもしれません。
しかし、実際にはそこに住んでいる人がいます。
人と自然と動物が、どうやって共存していくのか!?
実体験を通して、そんなことを考えさせられました。
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