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2013年5月31日

HAB~ヒューマン・アニマル・ボンド~特別講義編

こんにちは 看護系教務 獣医師の清水です。

今日は梅雨の合間の貴重な晴れ間でしたね。

さて、本日金曜日の3限目は私が受け持つ「HAB~ヒューマン・アニマル・ボンド」の授業内でスペシャルな講師をお招きして講義をしていただく特別講義の3回目でした。

3人の講師の先生方のお話はどれもすべて動物看護師を目指す学生さんたちにとって有意義なうえ、先生方の「伝えたい!」というお気持ちがひしひしと伝わってくる素晴らしい内容でした。

今日は、少し前になりますがその第1回めの特別講義をご紹介します。

講師は、フォトジャーナリストの児玉小枝さん。

どうぶつたちの小さな「いのち」を守るためのメッセージを写真やことばを通して発信し続けておられます。

著書はあまりにも有名なこの2冊のほかにも、「同伴非難~家族だからずっといっしょに~」など、人と動物との絆を優しさ溢れるフレームワークで切り取られたものばかりです。

Dscf1730

お話を聞くのは、動物看護師・動物看護福祉・動物理学療法専攻の1年生全員です。

前の週まで、家庭でどうぶつと暮らすことの意味や動物病院の役割、飼い主の責任、最期まで看取るということなどをみんなで考えてきたこのHABの授業。

特に前週は、高齢のご夫婦が高齢のわんちゃんを最期まで看取られる心温まるドキュメンタリー番組を見たあとだけに、児玉さんが話してくださる動物収容施設に持ち込まれるどうぶつたちの厳しく過酷な現実は、入学まもない1年生には思いもよらないことだったかもしれません。

Dscf1586
どうぶつ好きのせいで、最初は人とどうぶつたちの絆の深さをあらわす写真ばかりを撮っておられた児玉さんが、飼い主に見捨てられ処分場で命を絶たれる直前のどうぶつたちの最期のポートレートを撮ろうと思い立たれたいきさつは、どうぶつが好きだからこそ動物看護師の道を選んだ学生たちの心に共感を呼び、つらい現実を知ることこそ本当にどうぶつたちのためを思うことになると気づかせてくれたに違いありません。

Dscf1589_3

そんな現実から目をそらさずに今の自分に何ができるのか、動物看護師になったら何をすべきなのか、これからも授業の中で日々の暮らしの中で考えていけるみんなになってほしいと思いました。

児玉さん 本当に貴重なお話をありがとうございました。

日本中に一枚でも多くこのポスターが貼られますように。そしていつの日か、このポスターを1枚も残らず剥がすことのできる日が来ますように。

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