2010年11月10日
こんにちは。近藤です。
水族館アクアリスト専攻1年の
海外研修の引率でオーストラリアにきています。
11月7日に日本を出発し、
11月8日の朝にケアンズに到着しました。
コアラガーデンなどを見学して
1日目は終わりました。
2日目から、本格的な研修がはじまりました。
まずは、グレイトバリアリーフにて
スノーケリングを行いました。
いろいろな形状のサンゴや
多くの種類の魚類を観察することができました。
3日目の今日は、ケアンズからブリスベンへ移動し、
クイーンズランド大学で、
サンゴ礁の形成などに関するレクチャーを受けました。
それによると、過去50年のグレイトバリアリーフにおける
サイクロンの通過数とサンゴの多様性の間には
関係があるのだそうです。
すなわち、サイクロンの通過数が
1~2回の海域のサンゴの多様性は低くい
(サンゴの種類が少ない)のですが、
通過数が3回程度の海域だと
多様性が大きくなります。
また、逆に通過数が5回の海域になると、
多様性は小さくなるとのことでした。
サンゴ礁の上層にある枝サンゴなどが、
サイクロンによって適度に破壊されることにより、
それよりも下層に太陽光が届きやすくなり、
下層のサンゴがより発達するのだそうです。
非常に興味深い研究です。
学生たちは、ケアンズではホテルに宿泊していたのですが、
ブリスベンではホームステイです。
今頃は、お世話になっているお家の人たちともうちとけ、
楽しくやっていることでしょう。
明日は、アンダーウォーターワールド(水族館)です。
写真はスノーケリングの様子です。