2017年9月29日
近藤です
9月19日~22日に高知県大月町にある黒潮生物研究所(http://www.kuroshio.or.jp/)を拠点に、
臨海実習を実施しました。対象は海洋生物保護専攻の2年生でした。
期間中の天候・海況は概ね良好でした。
学生は18日22時35分大阪難波発の夜行バスに乗り、19日朝7時40分に
高知県宿毛市の宿毛駅に到着しました。
車で30分ほどかけて、黒潮生物研究所に移動しました。
19日午前中は、研究所周辺の自然や生物に関する講義を受けました。
午後は車で20分ほど移動したところにある種苗生産施設を視察しました。
主にマダイの種苗(こども)を生産しているとのことでした。
沖合にある網いけすも見学しました。
夜はソーセージ作りをしました。
最初はなかなかうまくできなかったのですが、慣れてくるときれいなソーセージを作れるようになります。
夜は研究所の近くの海で釣りをしました。
学生が手にしているのはハタンポのなかまです。
食べるとおいしいです。
20日午前は海岸生物の採集を行いました。
午後は採集された生物の種名などを調べました。
合計120種以上を同定することができました。
21日午前は船で沖合に出て釣り採集を行いました。
↑これはカンパチですね。
↑そしてこれはムロアジです。
↑ヒラソウダも釣れました。
そして上は大物と格闘する学生の写真です。
すごいひきで、迫力がありました。
でも、残念ながら糸を切られてしまいました。
大型のヒラアジだった可能性があります。
上の写真の赤い魚をオキナヒメジといいます。もう1匹はカワハギです。
カワハギはおいしい魚としてよく知られていますが、
このオキナヒメジもとってもおいしかったです。
最近、市場でも高値で取引されているそうです。
夜は釣った魚をみんなでさばいて食べました。
上の写真はオキナヒメジの湯引きです。
最終日22日午前は宿毛市の田ノ浦漁港の魚市場を視察しました。
学生は真剣なまなざしで水揚げされた魚を観察していました。
また、せりを経てつけられた魚価についても一生懸命記録していました。
午後は研究所にかえり、ソフトコーラルの観察を行いました。
下の写真は顕微鏡でソフトコーラルの骨片の観察をしているところです。
実習終了後、地の魚の刺身などを食べながら実習の反省会を
行いました。ハガツオ、イトヨリ、ヒラアジ、ハタのなかま、新鮮で
とてもおいしかったです。
これで、実習は終了。
学生は20時30分宿毛駅発の高速バスに乗り帰阪しました。