2010年4月25日
野生動物保護専攻と水族館・アクアリスト専攻を担当する近藤です。先日(4月21日)、海遊館を訪問しました。現在、開催中のスナメリ特別展を視察するのが目的です。
スナメリは、熱帯・温帯アジアに分布する小型の鯨類です。日本においては、生息状況の悪化も懸念されており、水産資源保護法によって保護されています。OCAでは、2005年から、大阪湾において、スナメリの生息調査に取り組んできました。その成果の一部は、新聞やテレビなどでも多く報道されました。
海遊館は開館20周年を記念して、2頭のスナメリを特別展示しています。
http://www.kaiyukan.com/topics/2010/02/topic_000243.html
また、同館5階「企画展示室」においては、スナメリの体の仕組みや自然界での暮らしなどを解説する企画展示「ようこそ!スナメリの海」も同時開催しています。この展示にOCAも協力しました。
下の写真は、先日、海遊館を訪問した際に撮影したものです。
開館直後に訪問したため、展示会場にお客さんは少なかったですが、日中は、連日、多くのお客さんで賑わっているようです。展示会場には、骨格標本やスナメリの餌生物などが展示されているほか、モニターが設置されていて、スナメリに関する映像が流れています。この映像の中で、私も大阪湾のスナメリについてコメントをしています。見づらいですが、一番下の写真のモニターに写っている黒っぽい服を着たのが私です。
スナメリに興味のある方は、一度、海遊館に足を運ばれることをお勧めします。また、スナメリに関するご質問などありましたら、OCAの近藤までご連絡いただければ、対応させていただきます。
近藤茂則