2013年4月22日
石田です。今日はアワビの話です。
あの高級食材のアワビのことです。
今日は食物の話でなく、水槽の中で飼育してみようという話です。
アワビの外見は茶色い貝殻で覆われ、ほとんど動かないで、地味な生物であるため、水槽の中で飼育しても鑑賞にはあまり向いていないですね。
でも、アワビには、見えないところに、とてもきれいな美しさを持っています。それは貝殻の裏にありますので、身を取らないと見ることができません。
知らない人が多いと思いますが、アワビの貝殻の裏側はとても美しいのですよ。
この写真はメキシコ・クジャク・アワビの貝殻の裏側です。
この色彩はいかがでしょうか? この色彩は宝石のようではないでしょうか?
しかし、不思議な話ですが、貝殻の裏側に青や緑の色が付いているのではなくて、実際には色はないのです。
では、美しく見える理由は、貝殻裏側の表面が特殊な構造になっていて、ここに光があたると青や緑の色だけ反射させ、それらの色に見えるからなのです。このように色が見えるしくみを構造色と言います。
ところで、真珠も美しく輝く光沢のある色を持っています。真珠を作るのはアコヤガイという貝ですが、アコヤガイの貝殻裏側も真珠と同じ色をしています。
真珠は、主にアコヤガイの養殖によって作られていますが、他の貝でも作ることができるのです。
難しいのですが、アワビでも真珠を作ることができます。アワビ真珠は大変珍しいですが、この写真のように大変美しい色をしています。
というわけで、アワビ真珠を作ってみたいと夢を持ち、今年からチャレンジしてみたいと思っています。
そのためには、まず、アワビの飼育を水槽内でできるようにしなくてはなりません。アワビは高水温に弱いなどいろいろ問題点がありますので、どこまでできるかわかりませんが、取り敢えずチャレンジしてみます。
※ アワビ真珠は大変珍しくて、写真も持っていないため、ネットからいろいろ探し、ここに写真を載せて頂きました。
http;//www.hopepaua.corm/comm-blister.htm
http;//plaza.rakuten.co.jp/pearlmusicrabbit/diary/
http;//planet.hamazo.tv/d2008-01.html