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2013年1月27日

酪農団地見学!その2

みなさんこんにちは!OCA教務部 獣医師の清水です。

日差しにちょっぴり春の気配が…と思ったとたん、またまた冬の寒さに戻ってしまいましたが、みなさんおかわりありませんか?

さて、今日は先日24日に動物看護福祉専攻・動物理学療法専攻1年生の「HAB:ヒューマン・アニマル・ボンド」の校外学習として見学させていただいた堺酪農団地での模様を報告します~。

さて、堺市郊外にある堺酪農団地。

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ここには、現在13戸の酪農家さんが集結し、合計800頭あまりの乳牛を飼養されています。酪農家のみなさんは、組合を作り、各自個別の牛舎で牛を飼養、団地内には大規模な堆肥センターと糞尿処理施設も設置されています。住居は団地外にあり、朝晩の2回牛舎に通勤というライフスタイルです。

今回はその酪農家さんのおひとり、阪井さんの牛舎を見学しました。

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貸し切りバスが到着した時には、オーナーの阪井さんと酪農団地を担当する獣医師の水田先生がすでに待っていてくださいました。

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まずは、阪井さんから、乳牛の入手から、肥育、種付け、出産、搾乳などの酪農運営のお

話。 事前に水田先生から教えていただいていたとはいえ、実際の経営者である阪井さんの口から経営を絡めての時に厳しい話が出ると、学生たちの顔つきも真剣になります。北海道から妊娠した牛を購入し、搾乳をすること。自分のところで生まれたメスの子牛は府の試験場→北海道と預けて成長させること。などなど、牛舎で牛たちを目の前にして伺うお話には実感がわきます。

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水田先生にも解説していただきながら、牛舎内を見て回ります。

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牛たちは興味津々。

衛生管理の行き届いた牛舎。トンネル換気で空気もきれいだし、臭気もありません。

健康な牛たちが質の良い牛乳を生産するという事実を目の当たりにしました。

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人懐っこい牛たち。 管理が行き届いて愛情いっぱいに育ててもらっているからね、という水田先生のことばに納得。

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牛の飼料です。トウモロコシなどほとんどを輸入ものに頼っている牛たちのエサは、円高の影響をもろに受けるそうで、多くの牛が毎日食べるものであるため、組合単位では数千万円の負担になるそうです。それなのに、市場に出回る牛乳の値段は上がっていないでしょ?という阪井さんのことばにうなずく学生たち。TPPに加盟することになったら、経営は無理かも・・・という事実になにを思ったでしょう?

HAB:人と動物との関わり方を乳牛と酪農家さんの間で考える、一連の授業、

1回目:石井獣医師による「乳牛の健康管理」の授業

2回目:水田獣医師による「乳牛の体のしくみ」「酪農業の基礎知識」

そして今回の牛舎見学と経営者さんのお話。

今年度もさらに実りの多いものとなりました。

水田先生、阪井さん、ありがとうございました。

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