2011年9月22日
エコの城者(じょうしゃ)です。
台風が通過しました。被害はありませんでしたか?
私は専門学校を卒業後、サイパンという南の島で、
ダイビングインストラクター&水中カメラマンとして働いていました。
台風が来る度にその頃のことを思い出します。
南の島の台風は、それはそれは凄まじく、
車がひっくり返ったり、屋根が飛ばされたこともありました。
島には川がなく水捌けが悪いので、
大雨になると街中が洪水になってしまいます。
身近なもので危険なのはヤシの実です。
笑い事ではなく、ヤシの実が飛んできて、
屋根に穴が空いたり窓が破壊されたりします。
頭に当たったらそれこそ大変ですね。
また停電も大変でした。
台風が来襲すると1週間~2週間停電することがあります。
ひどい時は、復旧する前に次の台風が来たりして、
1ヶ月以上停電が続いた事もありました。
停電になると冷蔵庫もエアコンも使えません。
部屋に帰ると暑くて蒸し風呂のような状態です。
停電になると水道も使えません。
もちろんそうなるとトイレも使えません。
長年のサイパン暮らしから日本に帰国して感動したのは、
滅多に停電しないこと、断水しないこと、水道の水が飲めることでした。
災害に強い日本ですが、東日本大震災やこの台風の被害では
非常に考えさせられるものがありました。
時に自然は人に優しく、多くの恵みをもたらしてくれますが、
時には牙をむき猛威をふるうこともあります。
それが自然なのですが…。
人間も自然界を制するのではなく、
うまくお付き合いすることを考えなければなりませんね。