2017年7月28日
近藤です。
7月20日~24日に和歌山県みなべ町の海岸で
ウミガメ産卵調査実習を行いました。
対象は海洋生物保護専攻の1,2年生でした。
実習では、夜に海岸を探索し、
ウミガメを発見した場合には、産卵の様子を観察するなどしました。
写真は学生がウミガメに装着されたタグを確認しようとしているところです。
タグには個体識別のための数字が書かれています。
個体識別をすることにより、1頭のウミガメがシーズン中に何回産卵するのか
など、その生態を理解するための貴重な情報を得ることができます。
この写真には不鮮明ですがウミガメの頭部がうつっています。
観察中はカメラのフラッシュの使用が禁止されています。
カメラの感度をあげてもなかなかきれいに撮影できませんでした。
日中はお昼頃から作業を開始します。
写真中央にはウミガメの足跡が写っています。
足跡の先には産卵巣があります。
卵がタヌキなどに食べられないように、
卵の上に金属製の柵を設置しました。
他にも日中は磯生物の観察を行いました。
無脊椎動物を中心にいろいろな生き物を観察することができました。
写真はオトヒメエビです。
次回の実習は8月のスナメリ調査です。