2020年5月26日
みなさん こんにちは
入学相談室の前川です
ご自宅でいかがお過ごしでしょうか?
今日は、大阪ECOが誇る講師の先生をご紹介します
動物飼育専攻担当の阿佐先生です
動物飼育演習や学校の動物たちをお世話してくれるゼミ「キーパーゼミ」などを担当いただいています
阿佐先生は、山口県にある秋吉台サファリランドで、ロバのライドコーナーやキリン、シマウマなどを担当され、飼育員として活躍されました
また、移動動物園「なちゅらるまいんど」を経営され、動物のふれあいなどのイベントを開催しておられます
サファリランド時代のことを伺うと、
「初めてキリンを担当することになったときは、全国の動物園をほとんど回ってキリンの展示方法を見て、各地の飼育員さんに話を聞いて勉強した」
とおっしゃっていました
情熱がすごい
飼育室は阿佐先生の専門エリア
飼育室ではアルパカ、カビバラ、マーラ、ミミズク、うさぎ、モルモット、コールダックなどを飼育しており、もはや小さな動物園です
今回、阿佐先生がアルパカのお世話をしていたので、それをご紹介・・・
まずは掃除
食べ残しの草や糞を取り除きます。
その後、ブラシで汚れを落とし、水で汚れを流しとります。
水気をふき取ったあと、スプレーで消毒をしたらOKです。
次にごはんの準備
タイミングは朝と夕方の2回です
大阪ECOでは、海外からアルパカ専用のペレットを取り寄せています
※ペレット…栄養分を含んだ固形飼料のこと
量はアルパカの体重によって異なります。
(写真はアルパカ以外の動物たちのご飯です)
小さいシャベルで少しずつあげていきます
このとき、アルパカは勢いよく食べにくるので、餌を下にこぼさないように気を付けます
こぼした餌が腐ってしまい、それを食べることでお腹にガスがたまると自分で抜くことができず窒息してしまうので要注意
ペレットを食べ終わると、干し草をあたえておきます
このあと、健康チェックをします
口、目、鼻、耳を見て異常がないか、便の状態を見て、健康状態を確認します
健康チェックのポイントは、アルパカであろうと犬や猫と同じですね
お腹いっぱいに食べることができて満足そう
ここでアルパカの豆知識
その1
アルパカは、標高の高いところに住んでいます
そのため、寒さに強く、毛の量はものすごく多いです
ちなみに、生まれたてのアルパカはベビーアルパカといって、毛質がとてもなめらかです
その2
アルパカの歯は、下あごにしかないのをご存知でしょうか
草食動物に多いのですが草を刈り取るようにして食べることが理由です
このような動物の特徴や習性はもちろん、お世話の方法や注意すべきポイントなど、動物業界で活躍するために必要な知識、技術を授業ではお伝えしていきますので、お楽しみに
そして、なんと、
阿佐先生より、動物業界を目指す皆さんに向けて、メッセージをいただくことができました
「とにかく動物を好きになってください。たくさん本を読み、たくさんテレビを見て、たくさん動物の魅力に触れ、もっともっと動物を好きになってください。そして、その動物に関わることを楽しく勉強し、楽しく仕事をしましょう」
大阪ECOの先生たちは、皆さんそれぞれの専門分野で活躍している方ばかりです
そのため、業界最新の知識・技術を学ぶことができ、先生自身の経験談をふまえた授業は聞いていてわくわくします
それでは、次回の先生紹介もお楽しみに~