サンゴの株分け【水族館・アクアリスト専攻】

こんにちは。

海洋系・アクア担当

水草レイアウトが少し苦手な西本です。

先日、2年生の授業でサンゴの株分けをしました。

自然界では、サンゴたちの繁殖方法は

卵を産んで増える「有性生殖」と

台風などの自然災害によって、分裂したり

枝先が折れ、転がった先で増える「無性生殖」の2種類があります。

飼育下で有性生殖からサンゴを増やすことは

かなり難しいことなので

今回の授業では、株を分けて増やす無性生殖を実践！

ちなみに、この株分けは

どのサンゴでもできるということではありません。

今回、水槽教室で使用した、

・ミドリイシ

・ウミキノコ

・マメスナギンチャク

・カタトサカ

は、株分けが可能なサンゴたちです。

親株から切り離したサンゴを

接着剤で専用のプラグにつけ、また水槽へ。

成長には時間がかかってしまいますが

しっかりと水槽の管理をすれば

親株と同じサイズまで成長します。

海の豊かな生態系は

サンゴがベースとなって作られています。

しかし、海の中のサンゴは

地球温暖化や乱獲等で減る一方なので

今あるサンゴたちを大切にしていきたいですね

次回をお楽しみに。