2013年10月8日
ECOの城者です。
私たちはこれまで大阪湾で色んな活動をしてきました。
アマモという海草の種を蒔いたり、苗を移植したり、
ワカメ等の海藻の森を再生したりしてきました。
でも、せっかく育ってきたアマモ苗にアオサという海藻が覆いかぶさり、
太陽の光を遮ってしまって、アマモ苗が枯れてしまうことがほとんどでした。
このアオサを除去する活動もしましたが、
取り除いても取り除いてもキリがありません。
夏場になると沿岸部一面の海底を覆い尽くしてしまう程です。
そのアオサが海水浴場に打ちあがり腐敗臭がしたり、
そのまま腐ってヘドロになって海を汚したり。
また大量のアオサが漁網に掛かり、
網が破れてしまうという、漁業被害をもたらすこともあります。
そこで、このアオサを発酵させてバイオマス発電をしたり、
堆肥化して農業にする方法が考えられてきました。
OCAではこのアオサを餌にしてアワビを育てられないか!?
という実験を始めました。
アオサを餌にできればアオサの有効活用になります。
春から着々と準備を進めてきましたが、夏休み明けに、
やっとアワビの稚貝を水槽に入れることができました。
殻長約5cm程の小さなアワビの赤ちゃんです。
小さなアワビは水槽の中を動き回っています。
緑色の海藻が、大阪湾で採取してきたアオサです。
さぁ、アワビはアオサを食べてくれるでしょうか。
あっ!食べています!
小さな口でモグモグと食べています。
そして小さな目でこっちを見ています。
アワビの赤ちゃんってカワイイでしょ!?
大きく育ってくれるといいですね!