Professional workplace
発見探検プロの仕事場〜卒業生からのことば〜盲導犬訓練士
@東日本盲導犬協会
視覚障害者の生活が豊かになるようサポートする仕事。人とのコミュニケーションが最も大事。
メッセージ
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[取材協力]公益財団法人 東日本盲導犬協会
栃木県宇都宮市福岡町1285番地
鈴木さんは高校2年生の時に見たドキュメンタリー番組で、盲導犬ユーザーの「この子がいるから生きていける」という一言に衝撃を受け、訓練士を目指し専門学校へ進学しました。学校の研修で実際に盲導犬協会で訓練経験をしたり、様々な訓練士の方から「犬の訓練の答えは一つではない」という基本的なことを教わった事が、良い経験になったと言います。 盲導犬の訓練士は、「犬の専門家」でもあり、「視覚障害の方についての専門家」である、非常に幅広い知識が必要とされる仕事。
また、ずっと犬の訓練だけをしているのではありません。子犬の繁殖から、委託したパピーウォーカーやブリーディングウォーカーといったボランティアの方々との関わり、そして視覚障害がある方へ盲導犬をお渡しして生活を豊かにするサポートへと繋げます。犬と関わる時間も重要ですが、それ以上に人との関わりが重要な仕事のため、人とのコミュニケーションがすごく好きな人が向いているということです。
「自分が訓練した盲導犬を介して、ユーザーさんから『今まで一人で行けなかった所へ行けるようになった』と笑顔で感謝の気持ちをいただくこともあって、すごく嬉しいし、やりがいを感じます」
繁殖業務などでは海外とのやりとりも多く、今後は、英語力も身につけたいと思っているそうです。
レポート
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その日の予定を皆で共有します。
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動物犬舎では、犬をただ管理するのではなく、盲導犬になるために必要な動作の訓練もかねて世話をしています。
ごはんは「Sit」「Wait」「OK」という声掛けで食べ始める、排泄は「One Two」という指示語で「ここで排泄していいんだ」と覚えさせる…など。
もちろん後の掃除も忘れずに。ラブラドールは毛がすごく抜けるので掃き掃除中心に。
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犬舎管理専門の職員に食器洗いや洗濯などを任せて、訓練へ出発します。
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担当犬は3~4頭。犬によって課題が違うので、それぞれに合わせて訓練場所を選びます。
ハーネスをつけて、1頭あたり20~30分の訓練を行います。
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お昼休憩を挟んで、訓練の続きを行います。
「視覚に障害がある方が持ちやすい犬に育てる」ことを意識しています。
訓練初期の犬には緊張しないように静かな所を選び、少しずつ人や車の多い場所に移動して訓練を続けます。
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訓練が終わったら協会へ戻ります。
再び、朝と同じように餌をやり、犬舎の掃除、排泄トレーニングを行います。
夕方はタオルを使って犬の歯磨きもします。
最後に、移動に使った車の中の掃除をします。
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その日の業務報告をして、1日の業務は終了です。
日によっては、ミーティング後に繁殖業務でブリーディングウォーカーさんの所で出産対応なども行うこともあります。
今回協力いただいた卒業生たち
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鈴木さん
盲導犬訓練士
ドッグトレーナー専攻卒業 - 盲導犬のユーザのために仕事をしたいと思って、この業界へ進みました。人との関わりが重要です。
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上司からの言葉
東日本盲導犬協会 訓練指導部長
西原さん - 彼はすごく真面目で、本当に細かい所までよく気づいて動ける人材です。今後は犬の訓練だけでなく、盲導犬ユーザーや協会全体のことを考え、広い視野を持って仕事をしてくれると期待しています。
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