発見探検プロの仕事場〜卒業生からのことば〜水族館飼育スタッフ
@すみだ水族館
生命を育み、「活かす」仕事。
もっともっとたくさんの人に生き物の魅力を伝えたい。
メッセージ
-
[取材協力]すみだ水族館
東京都墨田区押上1-1-2
東京スカイツリータウン・ソラマチ5・6F
日々の作業は調餌、給餌、そして大水槽に潜っての清掃作業…。さらに、ここでの大切な仕事はこの水族館のコンセプトのひとつである「お客様とのコミュニケーション」。時間ができると展示スペースを回って、魚たちの様子や水槽の状態をチェックしながら、来場者に積極的に話しかけ、その魅力を伝えます。
飼育設備や飼育スタッフの働く姿など、水族館のバックヤードを公開するアクアラボで働く一見シャイな西田さんも、「担当する生き物が日々成長するのを間近で体験できること、そしてお客さんにその感動を直に伝えられることが楽しいし、おもしろい」と言います。たしかに、子供たちに自分の育てたクラゲについて話す西田さんの目はキラキラ。
「今は、オットセイのトレーニングが楽しくてしょうがない」という濱田さんも、「さぁ、ゴハン!」という給餌パフォーマンスの人気者。日々練習を重ね、入社一年目にして、まさにプロ!というパフォーマンスです。「いろいろ質問されるのはお客様が興味を持ってくれている証拠。これからもお客様ともっとコミュニケーションをとっていきたいです。」
レポート
-
朝礼の後、それぞれの担当に分かれて、給餌、水温の測定、水槽の点検、開館準備などの仕事をこなす。
本日、箭内さんは給餌の担当。調餌室で調餌のあと、バックヤードの予備水槽で泳ぐ魚にも餌をやる。
新設水族館ということもあって、同世代の若いスタッフが多く、明るく元気な職場。
-
アクアラボで主にクラゲを担当する西田さん。
魚類担当の新人の中でも、飼育経験には自信あり!
学生時代の実践的な授業が役に立っているという。
「自分自身の経験してきた感動を実感を持って子供たちに伝えられることがうれしい」。
-
約1000km離れた小笠原諸島の海をテーマにした「東京大水槽」に潜って清掃作業を行う箭内さん。
作業がそのままパフォーマンスにもなっている。
魚たちの美しい姿を見てもらうため、岩やさんご、アクリル板を約1時間半かけて掃除する。
-
魚類担当と海獣担当それぞれのスタッフが情報を共有するため、毎日夕刻にミーティングが行われる。
この水族館では、「飼育だけではなく、展示も一緒に考えよう」というコンセプトのもと、スタッフは様々な企画に携わっている。
-
魚類担当と海獣担当それぞれのスタッフが情報を共有するため、毎日夕刻にミーティングが行われる。
この水族館では、「飼育だけではなく、展示も一緒に考えよう」というコンセプトのもと、スタッフは様々な企画に携わっている。
-
オットセイとペンギンの「さぁ、ゴハン!」。
給餌の様子を見せるだけではなく、ゴハンの時間も、お客様とのコミュニケーションの場にするという目的も。
楽しいパフォーマンスやトークに館内が沸く。
「動物に興味を持って、お客様が質問してくれることがうれしい」。
今回協力いただいた卒業生たち
-
-
西田さん
展示飼育部/魚類担当
水族館・アクアリスト専攻卒業 - フィールドワーク授業の経験が忘れられない。その感動が今の仕事にも活かされています。
-
-
-
箭内さん
展示飼育部/魚類担当
ドルフィントレーナー専攻卒業 - 海獣飼育もネイチャーガイドも実習で体験。人前で話す力をしっかり身につけて。
-