Graduates Interview
卒業生インタビュー水族館飼育員
〜 海遊館
芳井さん

大事にしているのは、
どんなことにも興味を持って楽しむこと。

小さい頃から魚や生き物が好きでした。具体的に水族館で働くことを考え出したのは、高校生の時。進路に迷っていた時にオープンキャンパスに参加して決めました。
現在は、ジンベエザメのいる「太平洋」水槽の担当をしています。
ジンベエザメを日々観察して、様子に変化がないかを記録したり、給餌の量を調整したりしながら、どのように飼育していくのがよいか試行錯誤しています。
また「太平洋」水槽の中の様々な生き物のバランスを考えるのも私の仕事です。学生時代に学んだ水槽管理の知識や、ダイビングライセンスも日々の潜水業務の際に役立っています。
大事にしているのは、どんなことにも興味を持って楽しむこと。
水族館に就職しても、いきなり自分の好きな生き物の担当になれるとは限りません。
私も最初はカワウソやタカアシガニの担当でした。元々全く興味がなかったのですが、やってみると楽しくて、今ではタカアシガニの研究も後輩と一緒に進めています。
今後は生き物の繁殖にもっと力を入れていきたいし、展示もより面白くしていけるのではと思っています。自分自身もっと成長して海遊館の展示に還元していきたいです。

ジンベエザメの行動について大学と共同研究をしており、学会で発表したりもしています。

ジンベエザメの給餌は毎日2回おこなうほか、「おやつ」の時間もあります。
History
学生時代に学んだことが
業務に役立っています。
- 幼少期
- 生き物や魚が好きで、水族館にもよく連れて行ってもらっていた。
-
18歳
- ECOに入学
卒業・進級制作展では、レイアウトした水槽が選ばれて展示された。 -
20歳
- 海遊館に就職
以来、飼育員として、カワウソやタカアシガニなど様々な生き物の飼育を担当。 - 現在
- ジンベエザメのいる「太平洋」水槽をメインで担当するほか、飼育が難しいとされるサンゴの飼育も担当。外部研究機関と共同でジンベエザメやタカアシガニの研究にも従事。

海遊館
〒552-0022 大阪府大阪市港区海岸通1丁目1−10
大阪にある世界最大級の水族館。ジンベエザメが悠然と泳ぐ「太平洋」水槽をはじめ、太平洋を取り囲むたくさんの自然環境と生き物たちが展示されている。