2014年2月26日
みなさんこんにちは~ ここ数日春の訪れを感じさせる気候にちょっとうれしい、教務部の清水です
さて、学校では年度末試験も終わり、今週はテストの返却やふりかえり。
来週からはいよいよ在校生は春休みに入ります。
そんな中、私が受け持つドッグトレーナー専攻1年生の「基礎獣医」の授業では、毎年恒例の狂犬病関連のビデオを用いた授業を行いました。
日本では、ここ数十年間国内の動物での発生がないため、過去の病気とも思われがちな狂犬病ですが、昨年の7月にお隣の台湾で52年ぶりに発生が確認されてからは、日本での発生のリスクは急速に高まって来ています。
国内での発生はあってはならない事ですが、万一発生した時にパニックにならず正しい知識を持って冷静に対応することが、どうぶつ医療関係者ばかりでなくドッグトレーナーにも必要とされてきます。
狂犬病の基礎知識は、すでに授業で習っていますが、実際にかかった動物やヒトはどのような症状を現すのかどのように診断をするのかを映し出したのがこの貴重なビデオです。
このビデオは、医学や獣医学教育関連の施設で教育用の目的のためだけに上映を許されたもの。狂犬病の現状、怖さを知って予防の必要性を理解し、飼い主さんに正しい知識の伝達を行なってもらうのが、この授業の目的です。
さすがにみな真剣なまなざし。
海外で犬に咬まれ、日本に帰国してしばらくしてから狂犬病を発症する「輸入狂犬病」の症例が日本でも出ています。
これからは基礎知識の習得だけでなく、咬まれた時の対処法も含め身近で現実的な対応力も求められます。
こちらは、獣医師が作る「狂犬病臨床研究会」作製のビデオ
国内発生の際には最前線に立つであろう獣医師が、狂犬病の診断を下すための方法を詳しく解説してくれています。
どちらにしろ、まずは予防、予防