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2017年7月25日

【ほんとに知ってる? 身近な生き物たち〜第8紀〜】

みなさんこんにちは

動物飼育系担当の廣谷です

ついに開催まで1週間を切りました

今日は恐竜「イグアノドン」についてご紹介しましょう

まず、断りを入れておきますが、私は恐竜学者でもなんでもないので一つの説としてフラットに読んで下さいね

イグアノドンと聞くと、あの爬虫類のグリーンイグアナが頭に浮かぶ人も少なくないと思います。

しかし、その姿は全くの別人で、ついでにイグアナは恐竜ぽくありますが、恐竜ではありません。

恐竜イグアノドン、学名で書くと「Iguanodon」となりますが

これは「イグアナの歯」という意味

そう、キーワードは「歯」です。

1822年、イギリスの医師によりとある歯の化石が発見されましたが、発見当初はデータも何もなく何の歯なのかさえわからなかったようです。

その化石を別の研究者が見て、「イグアナの歯に似ている」と発表したことからイグアノドンは誕生したのです。

しかしこのイグアノドンはじめの再現図は


こんな感じ。

四足歩行で歩き、鼻先にツノ状のものが生えています

現在は研究が進み、ツノだと思われていたものは親指の爪(スパイク)だったことも明らかになっています


全然違うやん!と思ったそこのあなた。

現在当たり前のように再現される恐竜化石たちですが、イギリスの医師「マンテル」のように

パズルのピース部分だけを見て、現存の動物ではない架空の生き物を想像するなんて果てしないことだと思います。

だからこそ、恐竜はいつまでも私たちの想像を掻き立て、まだ見ぬ世界を少しずつ見せてくれる「ロマン」であるのだと思います。

だって、同じ地球で何十メートルもある生き物が過去に存在していたなんて想像しただけでわくわくしませんか

今歩いている場所を、恐竜たちも歩いたかもしれないし・・・


その恐竜の謎、そしてパズルのピースがイベントではいろんなところに散らばっています!

みなさん楽しんで下さいね


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天王寺動物園では、大阪ECO動物海洋専門学校ご協力のもと、企画展「ほんとに知ってる?身近な生き物たち『奇想天外〜小さなキョウリュウの2億年〜』」を平成29年8月1日(火曜日)から8月20日(日曜日)まで開催します。

今回の主役はまさかの「あの」ニワトリ!?そしてキョウリュウです。

 博物館展示の代表でもある恐竜は、計り知ることのできない大きさや迫力から、絶滅したと言われる現在も子どもから大人まで幅広く人気があります。しかし、絶滅した真相やその生態については明らかになっていません。そして、現在研究が進み明らかになる新事実「恐竜は今も生きている」。このわくわくするような真相をぜひ企画展で体感してください。

いかにして恐竜は姿を変えたのか、恐竜の末裔(まつえい)が私たちの近くにいるとしたら・・・。企画展では、恐竜が出現する以前から出現し「生きた化石」といわれる肺魚、トビハゼなどの生体展示を行います。また、ニワトリをはじめとするゲスト鳥類の登場もあるかもしれません。さらに、株式会社海洋堂ご協力のもと、フィギアを用い進化の歴史を再現し振り返ります。その鱗一枚一枚まで細部にこだわり再現された作品は、私たちを恐竜の世界へと誘ってくれることでしょう。

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