2012年3月11日
石田です
あの東北地方太平洋沖大地震から今日で1年経ちました。
大きな被害をもたらした大地震でした。被害に遭われた皆様方に心からお見舞い申し上げます。
大きな地震と言えば、2004年12月に発生したインドネシア西部スマトラ島北西沖の地震を覚えていますか? この地震のときも大津波によって大きな被害がでました。
このとき海岸近くにいたほとんどのゾウが、津波が到達する前に一斉に逃げ出し高い場所へ避難し、津波の被害から免れることができたのです。
ゾウは津波を予知して避難したのです。
なぜ予知できたかと言えば、津波が押し寄せてくるときに発生する低周波の音をゾウは聴くことができることが知られています。
人間の耳は20Hzより低い低音を聴くことができません。しかし、ゾウはこの20Hz以下の低音を聴き、まさに津波の押し寄せてくる低音を感知していたのです。
ゾウの耳はダテに大きいだけでなく、人間の耳よりも優れた聴覚を持っているのです。
しかも、ゾウは、仲間との会話も、人間には聴こえない低音を使っているのです。
皆さんが動物園に行ってゾウを見ていたとき、普段のゾウは声も出さず物静かなときが多いように見えますが、実は、皆さんに聴こえない音で何かしらゾウ同士で会話しているのかも知れませんよ。
「変なやつが来て、こっちを見ているよ。」「目を合わせたらダメだよ! 無視していろ!」とか言われているかも?